『ウェイクフルレスト』についてお話していきます。
さっそく結論です。
本を読み終えた後にウェイクフルレストをするだけで記憶の定着がアップするとのこと!

その前に、ウェイクフルレストって何だろう?
そもそもウェイクフルレストという言葉がわからないですよね。
簡単に言うと、
10分間ぼーっとするだけ
⬆非常にシンプル。読み終えたあとに10分間ぼーっとするだけで記憶の定着がよくなるなんて。
ちなみに、メンタリストDaiGoさんが『ウェイクフルレスト』について解説していますので、ぜひ見てみてください♪
では、ウェイクフルレストについてもう少し詳しく見ていきましょう。
ウェイクフルレストの効果


研究の方法や結果をまとめていきます。
2017年のエディンバラ大学の論文によると、
- 対象者は61歳〜87歳の男女33名。
- 短編小説を2冊読んでもらう。
短編小説を読み終えた後は、
⬆簡単にこのような流れです。
そして、15分〜30分後に小説についてどのくらい記憶しているかの確認。追加で1週間後も確認。
その結果、ウェイクフルレストをしたグループは10%も記憶の定着率が高かったそうなんです。驚きでした。たった10分間ぼーっとするだけで10%も記憶の定着率が高いなんて。

10%がどの程度なのかわからないや。
しかし、10%がどのくらいの大きさなのかピンとこないかもしれません。そこで、10%のスゴさを知ってもらうために簡単な例を出してみます。
割引された商品で考えてみよう

『記憶の定着率』と『買い物の割引』を比べるのはおかしな話ですが、10%のスゴさが分かってもらえると幸いです。
◎ではさっそく考えてみましょう。
あなたが買いたい服が5000円で売っています。んー、悩ましいお値段…。そこで、10%オフになると4500円に!
どうでしょう。購入に踏み切れましたか?たった500円の差。これだと10%のスゴさは小さいかもですね。
次に、あなたが欲しいスマホは10万円。なかなかお高い…。そこで10%オフ! 10万円から9万円に!
桁が増えると1万円もの差!
1万円安くなると購入したくなりますよね。
やはり、10万円と9万円とでは全然話が変わってきます。それくらい10%というのは大きな数字なんです。100万円の10%オフは90万円なので10万円お得に。
ウェイクフルレストの積み重ねの力
記憶の定着率10%を考えると、ウェイクフルレストの積み重ねは本当にあなどれないですね。
割引の値段で確かめたように桁が小さいと大したことありません。それと同じで本1冊だけではウェイクフルレストの実感は薄いかも。
しかし、読書量が多くなってくるとウェイクフルレストは大きな効果をもたらしてくれるでしょう。
記憶の定着をロケット鉛筆で例えてみた話

ではなぜ、ウェイクフルレストをすると10%もの定着率をアップさせるのか。
『情報化社会の中で、人々は様々な情報を取り入れすぎ』らしい。
そこで読書後に10分間のウェイクフルレストを行うことで、必要のない情報を遮断。その結果、本の内容が記憶に定着するのだと。
この研究結果を見たときに、ふと「ロケット鉛筆」が頭に浮かびました。
というのも、ロケット鉛筆って上から新しい芯を入れると前の芯が外れていく仕組みですよね。
記憶もそれと同じで、せっかく読んだ本の内容も新しい情報が入ってくると次々と押し出されてしまうのでは? と思ったんです。
人の脳はそう簡単な仕組みではないと思いますが、それと似たような現象が起きているのかと。
⬆いかがでしょうか。
記憶の定着を図るには、頭の中で新しいロケット鉛筆がつくられるまで10分間のぼーっとタイムが必要ということになります。
あくまで私がそうではないかと考えた例え話です。もっと複雑なことが頭の中で繰り広げられているかも知れまえん。
この例え話でウェイクフルレストについて少しでも理解してもらえなら幸いです。
まとめ
記憶の定着を高める『ウェイクフルレスト』
⬆簡単なまとめになります。
研究の対象者が高齢者ですが若者にも当てはまると思いますので、記憶の定着を図りたい学生さんにもおすすめです。
また、学校でも授業後の休み時間にウェイクフルレストを取り入れるとおもしろそう。

『10分間ぼーっとする』って簡単に思えてかなり難しい…
やってみた感想は10分間長すぎ問題。ウェイクフルレストって忍耐力が問われますね。
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